エントムベッド | 1982
Entombed (Atari 2600)
Entombedは、Tom Sloperがデザインし、Steven SidleyがプログラミングしたAtari 2600用ゲームであり、1982年にUS Gamesからリリースされた。このゲームは、プレイヤーが絶え間なくスクロールする迷路を探索し、画面を横切る敵を避けることを中心に進行する。このゲームの特異な点は、その複雑な迷路生成アルゴリズムであり、後に学術的な研究対象となった。
プレイヤーは垂直にスクロールする迷路を可能な限り遠くまで移動し、敵に触れないように避けなければならない。敵と衝突するか、画面外に移動するとゲームオーバーとなる。迷路は常に上にスクロールし、プレイヤーは任意の方向に移動できるが、このスクロールによって行き止まりに閉じ込められることがある。この時、プレイヤーは「脱出」アイテムを使用して壁を取り除き、行き止まりから抜け出すことができる。2人モードでは、2人のプレイヤーが同時に迷路に配置され、協力してゲームを進める。
Entombedの迷路生成方式は、コンソールのハードウェア制限を考慮した非常に独創的なもので、迷路の左右対称性を利用し、直接データを保存せずに即座に生成するシステムを持っている。研究者たちは、既存の迷路の隣接する5つの四角形の状態を参照して新しい迷路が生成されることを発見した。これにより新たな迷路が生成され、時折解決不可能な「make-break」迷路が現れることがある。
Steven Sidleyは、この迷路アルゴリズムが匿名のプログラマーから提供されたものであり、そのプログラマーは酔った状態でこのアイデアを思いついたと語った。後の研究では、この話がアルゴリズムに関する説明や知的財産権の問題を回避するために提案された可能性があると指摘された。2021年には、このアルゴリズムを3次元迷路に一般化する論文が発表され、2022年にはゲーム開発に参加したPaul Allen Newellが共著した出版物が、迷路アルゴリズムの謎をさらに明らかにした。

